飯田隆史のブログ No.910 寄生獣と人間の生きる意味
おはようございます。
飯田隆史です。
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No.910 寄生獣と人間の生きる意味
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地球上の誰かがふと思った
「人間の数が半分になったら
いくつの森が焼かれずにすむだろうか・・」
「人間の数が100分の1になったら
たれ流される毒も100分の1になるだろうか・・」
誰かが ふと思った
「生物(みんな)の未来を守らねば・・・」
こんな衝撃的な書き出しではじまる漫画「寄生獣」が
映画化されました。
当時は実写化は不可能と言われていましたが
映像技術の進歩によって可能になったそうです。
人間は地球上では食物連鎖の頂点にいますが、
その人間に寄生して人間を捕食する獣が「寄生獣」です。
次々と人々を容赦なく切り刻んで殺して食べる姿に、
人間は恐れおののき「化け物」と呼び駆除しようとします。
しかし、寄生獣は
「我々は人間しか食べないが、お前たちはあらゆる生物を食べているではないか。
お前たち人間に比べれば我々の食事はつつましいものだ。
人間の方がよほど化け物だ」
と言います。
仏教では生き物を殺す罪を「殺生罪」と教えられています。
日々、おびただしい数の殺生をせずしては生きられない
私たち人間のどうにもならない恐ろしい業(ごう)ですが、
多くの生き物の命を奪ってまで、私たちが生きる意味はなんでしょうか?
ただ、いたずらに毎日を過ごすだけならば
罪を重ねるだけの一生になります。
私たちには、生きて果たさねばならぬ
大事な目的があることを、お釈迦様は生涯教えていかれたのです。
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発行者:仏教講師・飯田隆史
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